「ながよし整骨院」で本当に健康なお身体へ

この記事の著者:永吉

こんにちは、横浜市青葉区にあるながよし整骨院です。

今回は五十肩で

「腕が全く上がらなくなった」

というご相談を症状へ整体を行いました。

参照:日本整形外科学会

 

腕が全く上がらなくなってしまった五十肩

50代女性、4ヵ月ほど前から肩が痛くなり

整形外科を受診したところ五十肩と診断を受ける。

 

痛みが強かったため、痛み止めを飲みながら

近くに合った整骨院でマッサージを受けていたとのこと。

 

だんだんと痛みは引いてきたものの、今度は腕が上がらなくなってきてしまった

というコトで当院に相談を受けました。

五十肩の病態の観察

今回の施術は永吉が担当させて頂いました。

発症した時期

4カ月ほど前から肩がだんだん痛み出し、次第に痛みが強くなっていったとのことです。

 

一番痛い時期には、何をしてもズキズキ痛み、夜寝るときも嫌な痛みが肩から腕に走り、寝るのも制限されるほど痛みが強かったとおっしゃっていました。

 

そこから近くの整骨院に通院し、施術とともに2カ月程度で痛みが引いてきたものの、今度は腕が上がらなくなってきてしまい、最後には手が肩より高い位置に持ってくるのもままならないほど強い可動域制限が起きているとのことです。

 

経過

可動域が悪くなり、腕が上がらなくなってからは、顔や髪を洗う動作や着替えなども全くできず、日常生活に対して著しい制限が出ていました。

 

痛み自体はかなり改善し、以前のようなどうしようもない痛みというのはなくなってきていますが、腕が動かないことで普通の生活ができなくなってしまったというのが今回の患者さんの一番のお悩みとなっていました。

 

肩関節の可動域

実際に、肩の可動域はどの程度かを計測します。

気を付けの状態から腕を上げてもらうのですが

 

屈曲(手を前に上げる) ⇒ 80度(正常は180度)

外転(手を外に上げる) ⇒ 45度(正常は180度)

伸展(手を後ろに上げる)⇒ 10度(正常は50度)

 

というように大幅に可動域が低下しているのが観察できました。

これでは、日常生活に大きく影響してしまう事も容易に想像できます。

 

なぜ腕が上がらないのか?

ココが重要なポイントになります。

五十肩で腕が上がらない際、腕が上がらないにも実は様々な種類があります。

例えば

◎痛くて挙がらない

 ⇒炎症などによる痛みで可動域が制限されている状態です。この場合は炎症を早く抑え、痛みを解消することを優先的に行えば、肩の可動域は改善します。

◎硬くて挙がらない

 ⇒筋肉や関節が完全に拘縮(こうしゅく)し固まってしまっているため、腕を上げることが出来なくなってしまう状態です。拘縮の原因は様々ですが、どの組織が固まってしまっているのかの検査を行い、経過を追いながら治療をしていく事になります。

◎ぶつかって上げにくい

 ⇒腕の骨と肩の骨がぶつかることで、物理的に腕がそれ以上上がらなくなってしまう事があります。いわゆる関節の歪みが関係して起こる症状です。

 

これらはすべて全く違う病態になるのですが、患者さんは同様に「腕が上がらない」と訴えることが多いため慎重にその原因を見つけ出す必要があります。

 

今回の患者さんの症状は

痛みによる可動域制限

硬くて動かない可動域制限

この二点が目立って出ていました。

 

その他の所見

可動域の問題になるのですが、結滞動作、結髪動作ができない状況にあります。

結帯動作(けったいどうさ)

読んで字のごとく「帯を結ぶ」動作になります。手を腰の後ろに回して帯を結ぶ動作から関連付けられた言葉です。

結髪動作(けっぱつどうさ)

髪の毛を後ろで結うように、頭の後ろまで手が上がらない状態を指します。

 

 

このような情報から患者さんの病態を考察し、施術を行っていきます。

診察のポイント

「痛くて挙がらない」と「硬くて挙がらない」この両方があるというコトは、肩の状態でいうと炎症が治まり、だんだん肩が固まってくる「拘縮」が進行してくる時期であると考えられます。

いわゆる「拘縮期」というものです。

五十肩の拘縮期

そもそもなぜ肩が固まるのか?

これは実は、固まる反応は必ずしも悪いとは言えません。

肩が固まってしまう原因の一つとして「免疫反応」が挙げられます。

今回の患者さんも、1カ月~4カ月など長期的に炎症の時期を過ごしたため(ズキズキ痛い時期)、長期的な激しい炎症や痛みで筋肉など肩周りの組織がダメージを負っていたことが考えられます。

肩が固まってしまう状態というのは、この次の段階になります。

ケガをした後に『かさぶた』が張って組織の修復と保護をするように、実は肩が固まる反応というのは傷ついた組織を修復する反応になります。

痛みが強い時期が続いた後は、高確率で拘縮が始まるのですが、それは体が回復する反応が出てきたと考えていいでしょう。

しかし、拘縮期においては、マッサージや運動療法などが逆効果になることもあるため注意が必要です。

治療と経過

今回の症状の主だった原因は炎症の後の拘縮であるため、マッサージや運動療法よりもまず固まって癒着した組織を剥がす「筋膜リリース」から行う事にしました。

4~5回程度の施術で順調に回復し、まずは当初できなかった、頭の位置に手が上がるところまで回復することが出来ました。

その後2カ月ほど経過を追い、着替えや家事など問題なくできるレベルまで回復しました。

現在は五十肩の時期に落ちていた筋力の回復や、少し残っている可動域制限を解消している段階です。

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