「ながよし整骨院」で本当に健康なお身体へ

『痛いけど、これって揉んでおけば良くなる?』

こんにちは、ながよし整骨院の永吉です。

今回はセルフケアについてのお話です。

 

※動画はコチラ※

良くYouTubeなどでセルフケアの動画を見かけるようになりました。

〇〇な症状はこうして改善!

△△はこれで解消!

などといった動画が沢山ありますよね。

 

とて勉強になるなーと当院の先生も色々動画を参考にさせて頂くこともある傍ら

実は何でもかんでも自分でやってしまうというのも良くない場合があります。

 

今回はそんなセルフケアに関するお話です。

 

痛みが出る原因とは?

頸椎ヘルニア

セルフケアをする一番の理由は「痛みの解消」ではないでしょうか?

 

痛みの原因は様々ありますので、まずどんなケアをするのか?

よりも大事なのは

「なぜ痛いのか?」

という痛みの原因をある程度明らかにすることだと考えています。

 

同じ痛みでも原因が全く違うことが多いです。

揉んでしまって悪化するモノ、揉んだ方が改善が早いもの

どんなものがあるのか解説していきます。

炎症による痛み

マッサージ 炎症

これは肉離れなどのケガをした時や、使いすぎがきっかけで発症する腱鞘炎やテニス肘などの痛みが炎症による痛みです。

炎症とは細胞に負担がかかりすぎてダメージを負い、修復するために熱を出したり腫れたりする状態のことを言います。

この炎症の時は原則として揉んではいけないといわれています。

揉んでしまう事でさらに炎症が強くなり、腫れや痛みが悪化してしまう事が考えられます。

〇赤くなっている

〇ズキズキ痛む

〇動かすと痛い

〇腫れている

〇熱がある

などの症状がある場合、ご自身ではストレッチやマッサージは控えて安静にするなど、なるべく揉んだりするセルフケアは控えた方がいいでしょう。

神経痛など神経が原因の痛み

腰痛

これは坐骨神経痛やヘルニアなどでみられる症状です。

神経が関節や筋肉などで圧迫されてしまい締め付けられることで(絞扼)痛みや痺れを発症してしまうものです。

この神経症状が出ている場合も、なるべく下手に揉んだりしない方がいいでしょう。

〇部分的ではない、広い範囲での痛み

〇力が入れにくい

〇ビリビリ走る様な痛み

〇痛みがだんだん強くなってくる

などが神経しい症状の一つの特徴になります。

 

疲労や血流不足による痛み

血の巡りが悪くて筋肉が硬くなる。

凝った感じがする。

動かしても強い痛みがないなど、いわゆる疲労やコリで起こる痛みは血流不足が原因起こる痛みであることが多いです。

鋭い痛みよりは鈍痛のような症状がメインになります。

このような場合は、適切な範囲でセルフケアをすると、改善も早く効果的なことが多いです。

セルフケアが最も有効な痛みの原因ともいえます。

揉むとなぜ筋肉は緩むのか?

マッサージ

さて、セルフケアのそもそもの話に戻ります。

なんでマッサージなどで筋肉を揉むと柔らかくなるのか?

というところですが、これはパンを捏ねたり、うどんを捏ねたりして生地がだんだん柔らかくなるようなものとは原理が全く違います。

 

基本的に筋肉に対するマッサージは「侵害刺激」といわれている、筋肉を攻撃する刺激になります。

この刺激で筋肉を刺激し、一時的に周りの血管から血がなくなる(阻血)のような状態になることで、筋肉の中の血管が開き血流を沢山入れようとします。

それによって筋肉の中の代謝が進み、筋肉は再び元気になるということです。

 

つまり、筋肉を揉むという行為は

筋肉に対して軽い攻撃をして回復力を引き出すことで体を元気にするということになります。

揉んでも良い場合

セルフケア

上記にも書いた通り、疲れや血の巡りが悪い時、筋肉を揉むことで沢山血流がいきわたり、体の回復が早くなります。

良く運動をした後、ずっと同じ姿勢でいた後など、体が疲労を感じているときは、セルフケアによるマッサージやストレッチは非常に効果的です。

揉んではいけない場合

マッサージ 危険

逆に、ケガなど炎症を起こしている場合などでは、揉んでしまったりストレッチをすることは逆効果になることが考えられます。

ズキズキ痛んだり、動かすと痛いなどの症状がある方は無理にセルフケアを行うより安静をお勧めします。

揉んでいい時でもこれは注意

高齢者 改善 整体

では疲労などのセルフケアが適応になる時は、いくらやってもいいのか?

揉めば揉むほど良くなるのか?

というとそういう事ではありません。

 

実は、マッサージをしても良くないことがあります。

それは以下のようなことです。

揉みすぎてしまう

上記でも書いたように、筋肉に対してダメージを与えて回復力を引き出すのがマッサージやストレッチです。

つまり、やりすぎてしまうとマッサージがそのまま筋肉へのダメージになってしまう事があります。

 

自分でできる部分は特に気が付くと気になってマッサージしてしまいやすいです。

つまり、気が付いたら揉み過ぎでかえって痛めてしまう事も考えられるのです。

 

実際に自分でやりすぎて痛めてしまっているという方を当院では何人も見てきました。

それ、やりすぎのサインかも!

胸郭出口症候群

揉み過ぎの時はどんなサインが出るのでしょうか?

基本的には炎症の時のサインに近いです。

〇赤くなってしまう

〇押すとズキッと痛みがでる

〇熱を持っている

〇動かすと痛い

などです。

 

このような際には無理をせず冷やすなどのケアをしてあげるといいでしょう。

オススメのセルフケア

筋肉 水分

では、当院でお勧めしているセルフケアをご紹介します。

当院では、何より患者さんの身体がマッサージなどで「ほぐれやすい」状態を作ることを一番大事にしています。

 

同じ筋肉でも、同じマッサージをしても緩む人と緩みにくい人が出てきます。

この差は何なのでしょうか?

 

一つは水分量です。

筋肉はそのほとんど(80%)が水分といわれています。

水分を十分に含んでいる筋肉は緩みやすく、逆に乾燥している筋肉は痛めやすくほぐれにくいです。

 

男性であれば一日2リットル、女性なら一日1.5リットルを目安に普通のお水か麦茶を飲むよう心掛けて頂くと、マッサージやストレッチをした時に筋肉が緩みやすくなり、その分必要以上に刺激を入れなくても良くなります。

 

参考にしてみてください。

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