「ながよし整骨院」で本当に健康なお身体へ

記事の筆者:永吉健志郎

「朝起きて一歩目が痛い」「歩くたびに足裏がズキズキする」——そんな足底の痛みに悩んでいませんか? それは、足底筋膜炎の可能性があります。

足底筋膜炎は、単なる足裏の炎症ではなく、足の構造や動き方に深く関連する障害です。 当院では、足底筋膜炎に対するアプローチとして、まず足の機能的な評価を徹底しています。 今回は、実際の臨床で行っている「足底筋膜炎の足の特徴チェック5選」を、最新の医学的根拠とともにご紹介します。

 


足底筋膜炎とは?

足底筋膜炎は、かかとから足趾の付け根までをつなぐ「足底筋膜」に炎症や微細損傷が生じる状態です。 長時間の立位や歩行、走行などで繰り返し負荷がかかることで、筋膜が引っ張られて炎症を起こしやすくなります。

症状としては、以下のような訴えが多くみられます:

  • 朝の一歩目で強く痛む

  • 長時間立っているとジンジン痛む

  • かかとの内側に圧痛がある

特に重要なのは、足の機能評価を通じて根本原因を見つけることです。

足の障害は少しのストレスや負担の積み重ねで発症します。そのストレスの原因をみつけて改善す津ことが、足底筋膜炎を根本的に改善するための最短のルートとなります。


足底筋膜炎の足の特徴チェック5選

では、具体的にどのような特徴があるのかをみていきましょう。

① Windlass(ウィンドラス)機構が働いているか?

Windlass機構とは、足趾(とくに母趾)を背屈させると、足底筋膜が巻き上げられ、内側縦アーチが引き上げられる生体力学的反応です。

この機構が正常に働かないと、歩行時に足底筋膜が過剰に引き伸ばされ、痛みの原因になります。

チェック方法:立位または座位で足趾を手で背屈させ、土踏まずが持ち上がるかを観察。

参考


② 足趾+足関節の同時背屈(足底筋膜伸長テスト)

足底筋膜は、かかと〜アキレス腱〜足趾まで一連の筋膜ラインを形成しています。 この連動性が失われると、足底に牽引ストレスが集中し、痛みを起こします。

チェック方法:足関節と足趾を同時に背屈し、足底筋膜の伸張痛の有無を確認。

参考


③ 足関節の背屈可動域(WBLT:Weight-Bearing Lunge Test)

足関節の背屈制限は、歩行時に前方への荷重移動を妨げ、足底への負荷を増大させます。

チェック方法:壁からつま先を10cm離し、膝を壁に近づける。膝がつかない場合は背屈制限あり。

参考


④ 立位での過回内(オーバープロネーション)

足部の過回内は、内側アーチの低下や偏平足を引き起こし、足底筋膜に持続的なテンションを加えることになります。

チェック方法:立位で踵・アキレス腱の軸が内側に傾いていないか、土踏まずが潰れていないかを確認。

参考


⑤ タオルギャザーでの足趾の屈曲・内転の協調性

足趾の屈筋(屈筋支帯・母趾外転筋・虫様筋など)の協調性が低下すると、足底筋膜に局所的な負荷が集中しやすくなります。

チェック方法:タオルを足趾で引き寄せる「タオルギャザー」を行い、各指のスムーズな協調性を観察。

参考


まとめ:症状だけでなく「機能」を診る時代へ

足底筋膜炎は、単なる炎症ではなく、「足の機能障害」として捉えるべき疾患です。 今回ご紹介した5つのチェック項目を通じて、足の構造的・動作的な問題点を明確にすることが、根本改善と再発予防につながります。

「湿布や痛み止めだけでは良くならなかった…」 「インソールを使っても再発してしまう…」 そんなお悩みをお持ちの方は、

●足の構造と動作の“本質”を評価・治療する

●根拠に基づいた検査で再発を防ぐ

●全身から診る整骨院の専門的なサポートを受ける

当院では、こうしたアプローチを徹底しています。


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