記事制作者:ながよし整骨院 代表 永吉健志郎
横浜市青葉区藤が丘のながよし整骨院です。
今回はテニス肘で痛みが強く、モノを持てなくなってしまった症例に対する整体での改善実績をご紹介します。
肘が痛くて物が持てない
50代女性
仕事で手を使うことが多く、ある時から肘がだんだん痛くなったとのこと。しばらくの期間我慢していたものの、症状が次第に悪化してきてビンのフタを開ける動作や重いものを持つ際に肘に激痛が走りどうしようもなくなったとのこと。
整形外科ではレントゲンを撮り異常なし。テニス肘と診断され、シップなどでしばらく様子を見ていたもののなかなか症状が改善せず、整体に行ってみようとインターネットで当院をみつけて来院して頂きました。
テニス肘とは?
テニス肘とは通称で正式には『外側上顆炎』といわれます。
腕の骨「上腕骨」の肘の外側の当たる部分を外側上顆と言いますが、この部分には手を使う際に重要な筋肉がいくつも付着しているのです。
そのため手に負担をかける動作を繰り返し行ったり、もしくは手に強い負担がかかりすぎるとその負担が筋肉の付着部である外側上顆に集中し、結果として炎症を起こしてしまう事が痛みの原因となります。
余り症状がひどい場合は注射だけでなく、手術による治療の適応になることもあります。
テニス肘の症状の観察
この方の肘の状況を確認していきます。
今回は施術スタッフの永吉が担当させていただきました。
まず、手の中のどの筋肉が負担を受けているのかを確認するため、手首や指の圧痛や筋力を確認していきます。
今回、問題が見つかったのは「総指伸筋(そうししんきん)」といわれる、人差し指から小指までの4本の指を伸ばす筋肉でした。
次に、手首や肘以外に肘に負担をかける原因があるかを確認していきます。
手首や指以外の筋力や、関節の可動域を確認していきました。
今回問題が見つかったのは2点。
1つ目は肩の動きが悪いこと
2つ目は首から腕にかけての神経の問題が観察できました。
診察のポイント
上記の問題をまとめます。
まず、肩の動きが悪いことで肩が動かない分を肘でかばい、肘に負担が集中していたこと。
次に首から腕にかけての神経が障害されることで、通常よりも筋肉が弱ってしまい、炎症や障害を起こしやすくなっていたこと。
それにより指を伸ばす総指伸筋(そうししんきん)に過剰に負担がかかり、結果として炎症が起きてしまったというコトが考えられます。
また、そのような体の状況だったため、放置していてもなかなか炎症が引かないばかりかかえって負担が溜まり炎症がひどくなったというコトを患者さんに共有させていただきました。
参考:後骨間神経麻痺の症例
肘の痛みの原因は何か?
肘の痛みの原因は直接的には筋肉の付着部の炎症となります。
そして、その炎症を助長している原因が神経の異常と肩の可動域の異常というコトになります。
そのため肘だけを治療するより、首から手まで広い範囲での治療を行いました。
治療と経過
この方のテニス肘は経過良好で、週2回の治療を行い6回目の治療で痛みがほぼなくなり生活での不便はほぼなくなったとの事でした。
その後治療の頻度を下げ、最終的には重いものをもっても痛みなく手を使えるようになり、卒業とさせて頂きました。
ご本人もかなり痛かった時期から早期に改善したと喜んで頂きました。
今でも鍋を振ったり、ふたを開ける動作には全く問題なく生活できているとのことでした。
横浜市青葉区でテニス肘なら当院にお任せください!
当院では整形外科やほかの治療院でも改善しなかった手や肘の症状でご相談いただくことが多くあります。
もしテニス肘でお困りでしたら一度当院にご相談ください。当院の丁寧な診察と整体であなたのお悩みを解決できるかもしれません。