66歳で100キロを完走!?挑戦し続けるシニアランナーの秘密に迫る
当院をご利用いただいている地域のアスリート特集として
60代でマラソンをはじめてから数々のフルマラソンを走破し、ついに2021年10月に開催されたウルトラマラソンで100キロを見事完走された、谷本さんに取材を行いました。
以下 青字→金子院長 黒字→谷本さん
マラソンを始めたきっかけは友人との呑み会で
マラソンを走り始めたきっかけはなんだったんですか?
2015年の友人と人と吞んでいるときに
「もうすぐ還暦だから。これからも元気でいるためにどうしたらいいか?足腰が大切だろう!」
という話になって周りにマラソンをしている友人も多いので、走ってみようかな・・・
と思ったのがきっかけでした。
呑み会だったんですね(笑)
そこからどんどんハマっていってしまったんですか?
2015年11月の「横須賀シーサイドマラソン10キロ」が初ランニングでした。
ハマっていったきっかけは、最初はマラソン自体の達成感もそうですが
ゴール後に友人たちと温泉施設・打ち上げ飲み会がお酒もおいしく、それも楽しみです。
今では大会申し込みのためにインターネットサイトに会員登録しているので、次々と全国のマラソン大会へのお誘いメールがきています。
初のフルマラソンは酔った勢いで
その後だんだんレースの魅力にハマっていき
酔った勢いで走り始めて10か月後のフルマラソンに申し込んでしまいました(笑)。
そこも酔った勢いで(笑)。
ですが、初のフルマラソンですと、準備なども大変だったのではないですか?
完走するために、初めてのフルマラソンの1カ月前に皇居の周りなどでランニング指導を受け始ました。その他にも定期的に代々木公園や皇居の周りで、継続してランニング指導を受けるようになりました。
最初のレースも無事に完走し、さらに昔所属していた団体の友人が全国にいるので、各地のマラソン大会に一緒に参加したり、大会後に接待を強要する楽しみを覚えてしまった(笑)。
それもマラソンにハマっていった理由の一つだと思います。
マラソンを始めて9キロの減量
なるほど。実際に走るようになってからの身体の変化などはありましたか?
糖尿病予防とダイエットのために、糖質制限を自己流で始めたら、身長165センチ体重74キロのぽっちゃり体系が、66キロまで痩せて、見栄も良くなり健康状態も改善しました。
マラソンに関しても、体重1キロ痩せるとフルマラソンのタイムが3分速くなるという、マラソン界の定説通りタイムも伸びてきています。
9キロも減っていますね!
因みにタイムですが、どれくらい変化が出ているんですか?
2016年9月が初フルマラソンで
「オホーツク網走マラソン」 4時間42分
自己ベストは2019年12月
「さいたま国際マラソン」での3時間25分です。
コチラも初参加から1時間以上伸びていますね!
ここまでマラソンにハマっていった、マラソンの魅力ってどんなものでしょうか?
市民マラソンの魅力は、誰かれと競い合う事ではなく、自分自身との戦いで、タイムというわかりやすい尺度があることだと思っています。
ついに100キロのウルトラマラソンへ挑戦
42.195キロのフルマラソンが3時間半で安定して走れるようになってきたので
「100キロのウルトラマラソン」に挑戦しました。
100キロを走るって想像がつかないのですが、実際どんなレースなんですか?
国内で唯一「日帰りができるウルトラマラソン」といわれているレースです。
フーテンの寅さんで有名な「葛飾柴又の帝釈天」そばの江戸川土手を、10月9日の6:30にスタートして、上流25キロ地点の「お醤油で知られる野田」までを2往復します。
実際に走っているときのお話を聞かせてください。
はい、さすがにフルマラソンよりはゆっくりのペースで
「何とか完走してやろう」という気持ちで走っていました。
ですが、さすがにフルマラソン2週半くらいの距離がありますので、途中でドンドンリタイアする人も見えてきますし、とにかく長い。
特にきつかったのは最初の1往復(50キロ)を走ってスタート地点に戻ってきたとき
「ああ、まだもう1週あるのか・・・」と(笑)
リタイアしている人も多いし、このまま立ち止まってしまおうかと思いましたが
そこは何とか堪えて、最後まで走り切りました。
6:30にスタートして、ゴールをした時には18時前。
さすがに薄暗くなっていました。
制限時間14時間、完走率62%のなか11時間半で完走。完走者203名の内55位でした。
きつかった分、感想の達成感も大きいですね。
その後も積極的に様々なレースに参加される谷本さん
コロナ禍の2021年1年間でも、フルマラソン12本、ハーフ3本、山の中を走るトレイルランニングを6本、100キロのウルトラ1本。
凄い数のレースをコンスタントにこなしていますよね。
毎回大会後には「ながよし整骨院」さんを予約しておいて、自分ではわからない体の傷み具合を見てもらいます。
このメンテナンスのお陰で、元々スポーツ経験の少ない65歳のお爺さんが、大きな故障もなく、元気に楽しく走り続けることができています。
いつもご相談頂きありがとうございます!
レース後のお身体はかなり凄いのでいつも勉強になります(笑)
今後の目標は自分のランキングを上げること!
現在谷本さんと同世代や近い年代の方で、何かに挑戦したい方や体に不調をっ変えていて困っている方が多いかと思います。
そんな方に向けて是非メッセージをお願いします。
同級生の多くは、高血圧、糖尿病、痛風などの大人の必須科目を履修中です。
幸いにも私は、運動習慣を身に付け、食事に気を付けるようになったので、たくさんのお酒を飲んでいますが、毎年の人間ドックでもほとんどA判定です。
定期的に献血をして、社会貢献しながら、無料の血液検査をしています。
現在の目標は、ランナーズという月間のランニング雑誌「1歳刻みのランキング」で。上位に名前が載ることです。昨年は2157人中56位でした。
人生100年時代です。
皆さんにもフルマラソンを走りましょうとまでは言いませんが、血行で楽しく生きていくためにも、正しい姿勢で、少し汗ばむくらいの早歩きから始めませんか?
自分では体の状態はわからないので、体の不具合がなくても「ながよし整骨院」さんでの定期的なメンテナンスで怪我無く過ごしましょう。
素敵なお話を聞かせて頂きありがとうございました!
インタビューを終えて・・・
いかがでしたでしょうか?
60代からマラソンをはじめ、今なウルトラマラソンやトレイルランと挑戦し続ける谷本さん。
そしてまだまだ自身のランキングを上げるべく、常に自分との戦いに挑戦し続ける谷本さんの今後のご活躍に期待するとともに、当院もできる限りのバックアップをさせて頂きたいと思います。
ケガがなく健康でいることで様々なことに生涯を通してチャレンジされている姿を拝見すると
ケガをしてからのケアではなく、よりケガをしないためのメンテナンスという視点で私たちもお役に立てるよう、さらに研鑽をしていかなければと感じました。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ランナーのケア、お体の状態のチェックなどもお気軽にご相談ください。