「ながよし整骨院」で本当に健康なお身体へ

こんにちは、横浜市青葉区のながよし整骨院です。

今回は当院でも多数のご相談を頂く、頭痛について

詳しく解説をしていきます。

特に当院では、以下のような方の頭痛のご相談を多く受けています。

この記事の著者:永吉

参考:頭痛診療のガイドライン2021年

こんな症状のある方は、この記事を読むことをおススメします

●病院に行ったけど、原因がはっきりしない頭痛

●夕方になるとズキズキと痛くなってくる頭痛

●何年も続いている慢性的な頭痛

●頭が締め付けられるような頭痛

●疲れや肩こりとともに発症する頭痛

●痛み止めを長年飲んでいるけど、改善しない頭痛

●季節の変わり目で頭痛になってしまう

●気温差や天候で頭痛が出てくる

 

上記のような症状に思い当たる方は、この記事を読み進めてください。

当院ではこのような頭痛に対して、多くの改善実績があります。

 

実際に当院に通院されている患者さんの事例から

頭痛の原因と対処法について詳しく解説をしていきます。

 

頭痛になる人はどんな人?

まず、どんな人が頭痛になりやすいのか

統計的な数字をみてきたいと思います。

日本人全体の片頭痛の有病率

男性 ⇒ 3.6%

女性 ⇒ 12.9%

全体 ⇒ 8.4%

といったように、日本では男性より女性の方が、頭痛の有病率が高いことがわかります。

 

また、世界全体でも

男性 ⇒ 6%

女性 ⇒ 14%

全体 ⇒ 11%

となっており、やはり女性の方が男性に比べ頭痛になりやすいということがわかります。

年代別の有症率

頭痛 年齢別有症率

次に、年代別の頭痛の有症率をみていきます

上記のグラフをみると、女性の中でも特に

30代~40代に多く発症することがわかります。

それ以外にも、全年齢をとおして女性に圧倒的に発症しやすいことが

このグラフからも見て取れますね。

頭痛には種類がある

頭痛には様々な種類があります。

その状態に合わせて治療の対処の方法を考えていかないといけません。

今回は国際頭痛分類より、頭痛の種類を紹介します。

参考:国際頭痛分類

一次性頭痛

いわゆる慢性的な頭痛の多いタイプの頭痛です。

原因がはっきりせず、画像検査などをしても原因を見つけにくいタイプとなります。

1,片頭痛

2,緊張型頭痛

3,群発性頭痛・自律神経性頭痛

4,その他の一次性頭痛

二次性頭痛

何かほかの疾患があることで発症してしまう頭痛です。

いわゆる「危険な頭痛」であることが多い頭痛となります。

5,頭頚部外傷による頭痛
6,頭頚部血管障害による頭痛
7,非血管性頭蓋ない疾患による頭痛
8,物質またはその離脱による頭痛
9,感染症による頭痛
10,ホメオスタシス障害による頭痛
11,頭蓋骨、眼、耳、鼻、副鼻腔、歯などによる頭痛
12,精神疾患による頭痛

 

頭部神経痛、中枢性、一時顔面痛など

神経痛を原因とする頭痛です。

13,頭部神経痛及び中枢性顔面痛
14,その他の頭痛、頭部神経痛、中枢性あるいは原発性顔面痛

 

病院に行くべき、危険な頭痛

上記に紹介した二次性頭痛は、脳腫瘍や血管障害からくる頭痛の為

怪しいと思ったらまずは病院で検査を受けることをおススメします。

もし、以下のような頭痛の原因を放置すると

重篤な後遺症や、場合によっては命にかかわることも十分に考えられるためです。

二次性頭痛の分類

こんな症状があればまずが今すぐ病院へ!

頭痛 レッドフラッグス

危険な頭痛のサインを上の画像にまとめました。

上記のような症状があれば、まずは病院で検査を受けることをおススメします。

慢性的な頭痛の種類

では、ここからが本題です。

多くの方が悩まれている、慢性的な頭痛について解説を行っていきます。

この記事を読んでいる方も、この慢性的な頭痛で多いかと思います。

慢性的な頭痛として相談が多いのは、主に以下のパターンの頭痛となります。

緊張型頭痛

片頭痛

群発性頭痛

上記の頭痛について、詳しく解説をしていきます。

筋緊張型頭痛

緊張型頭痛は、その名の通り筋肉や筋膜が緊張することによって起こる頭痛です。

頻度により、以下の様に分類されます。

頻度による分類

月1回未満 ⇒ 稀発性

⇒症状は稀に発症するため、それほど困っていないという方も多いですが治療は悪化の予防を始めることをおススメします。放置すると、悪化していく事が多いためです。

月15日未満 ⇒ 頻発性

⇒上記のような頻度であれば、早期に治療をすることをおススメします。

月15日以上 ⇒ 慢性

⇒今すぐに治療をすることをおススメします。

 

特徴と症状

30代~70代で幅広く症状が出る

やや女性に多い

圧迫感や締め付け感

痛みが徐々に出てくる

頭全体、もしくは後頭部での痛み

肩こりとともに症状が出てくる

随伴症状がない(悪心や吐き気などがない)

頭を押す(マッサージなど)と痛みがある

 

このような症状がある場合は、緊張型頭痛を疑います。

当院でも相談の多い頭痛の一つです。

 

緊張型頭痛の改善方法

緊張型の頭痛はその名の通り、筋肉の緊張からくる頭痛となります。

そのため、実は整体やマッサージで関連する筋肉を緩めることで、早期に症状の改善が期待できる頭痛と言えます

実際に当院の患者さんでも、5年ほどの慢性的な頭痛でも上記のような症状に当てはまる頭痛は、整体の施術で改善する事例がほとんどです。

早い人出れば1カ月から1カ月半程度

時間のかかる人でも3か月程度で痛みがほとんど出なくなります。

逆に、緊張型頭痛の方は痛み止めなどで症状をごまかすような、対症療法をすることはお勧めしません。

なぜなら、その時一時的に痛みが引いても筋肉の緊張がゆるんだり、根本的な原因が改善するっ訳ではないため、痛みを押さえつければ押さえつけるほど、より痛みが強くなってきたり、慢性的な症状になってきたりすることが考えられるためです。

 

まずは生活習慣の改善から!

緊張型頭痛は、日常生活で疲労が溜まったり、首から肩まわりの筋肉が緊張することでより発症しやすくなります。

緊張型頭痛に関して、学会でも推奨されている項目が以下になります。

①睡眠の改善

②首から肩の血流の改善

これは逆をいうと、普段から睡眠の質が悪い方、首から肩の慢性的なコリのある方はこの緊張性頭痛を発症しやすいというコトが言えます。また、このような習慣であれば、治療を開始してもなかなか反応が出ないこともあります。

 

睡眠の改善であれば

寝る前の食事の時間を2時間以上空ける

夜寝る前のスマホは1時間以上は避ける

身体をお風呂や白湯を飲むなど、温めてから寝る

 

肩こりであれば

ストレッチや運動習慣

マッサージなどがおススメです。

 

片頭痛

片頭痛も多くの方が悩む頭痛の一つです。

特に病院で検査を行っても明確な原因がわからないため

長期的に頭痛になってしまうという方も多く見受けられます。

特徴

痛む場所

多くは片側性(片方だけ痛い)

場合によって頭の前側から目の奥の痛み

 

痛みの種類

ズキズキとするような拍動性の痛み

 

発症する時期

朝の起床時、休日、過度な睡眠のあと

女性の場合は月経時

 

片頭痛は随伴症状(ずいはんしょうじょう)を伴う

片頭痛の進行

 

片頭痛においては、多くの場合に頭痛の前後で随伴症状を伴うことがあります。

具体的には

・食欲の問題

・眠気や疲労感

・光過敏

・音過敏

・臭い過敏

・むくみなど体液のバランス

などです。

これらは神経系の異常が起きているとも考えられます。

神経系の疲労や炎症に伴い、その他の神経系統の症状が現れると考えられています。

参考:片頭痛の病態に関する最新の知見

片頭痛の改善方法

片頭痛は多くの場合、生活習慣

特に食事による代謝不全などが原因であることが多いと当院では考えています。

実際に、長年の片頭痛の方でも、整体と食事の指導をすることで症状が早期に変化することが非常に多いからです。

以下は薬を使わない、片頭痛の改善で推奨されている栄養素と摂取量になります。

片頭痛 非薬物療法

その他にも、体の酸化や炎症の対策としてビタミンCも有効であることが多いです。

また、腸内環境を整えることや、生活習慣を整えることも重要な要素です。

参考:慢性頭痛のガイドライン

 

群発性頭痛

群御発性頭痛とは、急激に片目の奥が痛くなり涙や鼻水を伴う頭痛です。

原因は不明とされていて、かなり稀な頭痛となります。

群発性頭痛の傾向

群発性頭痛は統計的に10万人あたり53人~124人の発症率と言われている、非常に稀な頭痛になります。

20歳から40歳代での発症が多い

男女比は4:1で男性に多いといわれています。

特徴

群発性頭痛には以下のような特徴があります。

年1~2回の群発症状(短期間で連続で発症)

1~2カ月に渡り激しい頭痛が15分~180分持続する

明け方に痛みを発することが多い

痛みが強くてじっとしていられない

少しの飲酒でも痛くなる

男性に多い

自律神経症状を伴う

充血、流涙

鼻閉(鼻が詰まる)

縮瞳

眼瞼下垂(まぶたが落ちる)

などです。

 

MRIなど画像検査でも明確な異常が見つからないような頭痛となります。

一説には、脳などの中枢神経系の異常、三叉神経の異常、頸動脈の異常など様々な説が提唱されています。

 

群発性頭痛は改善するのか?

群発性頭痛に関しては様々な説が、ありどうすれば改善するのか。

過去に数例、群発性頭痛の症状の患者さんが来院され、症状がなくなった患者さんも実際にいらっしゃいます。

しかし、群発性頭痛は年に数回の発症のため、1年以上にわたって経過を追わなければ、本当に改善したのかどうか(1年後も再発しないのか)を追えないというのが正直なところになります。

ですが、群発性頭痛を含む慢性頭痛の患者さんにはある特徴がいくつかあり、その問題を解決することで様々な頭痛の改善につながってきたというのが実績としてあります。

この記事の後半でその問題と解決策について触れていますので、是非読み進めてみてください。

 

頭痛は何が痛む?

さて、ここまで様々な頭痛の種類について解説をしてきました。

頭痛の病態について、それぞれ深掘りをしていきます。

まず、そもそも頭痛は何が痛いのか?

というお話です。

頭痛はどこが痛むのか?

頭痛は頭が痛くなる症状ですが、では実際には頭のどの部分が痛みを出すのでしょうか?

ここでは頭痛時に痛みを出す組織について、諸説ある中からまとめて解説をしていきます。

また、なぜそこが痛く感じるのかも合わせて解説をしていきます。

1、頭蓋骨外の組織

まずは、頭蓋骨の外にある組織による頭痛です。具体的には

皮膚

粘膜

筋肉・筋膜

血管(動脈)

骨膜

神経

等があります。

これらの組織が、炎症、緊張、酸欠などによる代謝不全など何かしらの異常をきたすことで痛みを発症してしまうとされています。

1-①、頭蓋骨周囲の筋肉

頭蓋骨の周囲には顔の表情を作る「表情筋」を含め、多くの筋肉があります。

筋肉が硬くなると、肩こりや頭痛を出してしまうように、頭の筋肉が硬くなうことによって頭痛を出してしまう事があります。(筋緊張型頭痛)

特に頭痛として感じやすい筋肉は以下になります。

前頭筋

側頭筋

後頭下筋群

これらの筋肉は噛みしめの動作や姿勢の調整にも深く関与しているため、姿勢の乱れによって筋肉が緊張することで頭痛に繋がったり、もしくは自律神経の乱れで噛みしめや食いしばりが起こり、筋肉が緊張して痛みを出すことが考えられます。

 

1ー②、頭蓋骨~顔の神経

頭から顔にかけての神経は以下の神経になります。

頭痛ではこれらの神経が痛みに関係していることが実際の現場では多く見受けられます。

これらの神経が炎症などによる発痛物質の影響で痛みを出したり、血流不足で痛みを過敏に感じるようになることが原因の一つと考えられています。

三叉神経

三叉神経は顔の感覚を脳に伝える神経の一つです。顔の皮膚にくまなく分布しており、耳の前で三又に分岐し目から顎までまんべんなく神経の枝を伸ばします。

顔面神経

脳から直接顔に向かって伸びる神経で、顔の表情を作る筋肉「表情筋」の運動を支配しています。

目、側頭部から頬の周り、アゴや耳の周りにも分布しています。

2,頭蓋骨外の組織

頭蓋骨の中で頭痛に関与されていると考えられているのは、以下の組織になります。

頭蓋骨内部の硬膜

硬膜動脈

主な大動脈

静脈

などです。

2ー①、頭蓋骨の中の血管

頭蓋内の血管分布

頭蓋骨の中の血管分布は以下のようになっています。

これらの血管が拡張、収縮をすることで痛みを出すと考えられています。

血管が急激に拡張する段階で、中の血液から血管が押され痛みを出すためと言われています。

2ー②、頭蓋骨の中の神経

神経が頭蓋骨の外だけではなく、頭蓋骨の中にも多数存在します。

痛みを感じる「感覚神経」が興奮することで、痛みを発することが考えられています。

三叉神経ー血管説

頭から顔を支配する「三叉神経」という神経があります。

この神経が何かしらの刺激を受けると、神経を興奮させる「神経伝達物質」が放出されます。

それにより血管が拡張することで痛みが出てしまうというのが「三叉神経ー血管説」です。

末梢感作

神経や痛みを感じる受容器が、痛みの刺激に対して敏感になってしまい痛みを必要以上に大きく感じてしまう状態の事です。

頭痛では純粋な頭痛の他に自律神経系の乱れなど全身の不調を抱えている方が多くいらっしゃいます。

そのため、神経系が痛みに関して過敏になりすぎてしまう事があるのです。

中枢感作

脳や脊髄などの中枢神経が異常をきたし、痛み以外の情報でも痛み刺激として感知してしまう状態の事を言います。

これも上記と同様、脳をはじめとする神経系が炎症や酸素不足、栄養不足など異常な状態にあると、その機能にエラーが起きてしまい痛みとして感知してしまう事があるとされています。

例えば、片頭痛の場合に発症の前後で光過敏になったり、音過敏になるなどの随伴症状がみられますが、これがその中枢感作の兆候の一つと考えられます。

なぜあなたの頭痛は薬で治らなかったのか?

これまで病院に行って痛み止めを処方してもらい、「様子をみるように」と指導をされてきた方も多いのではないでしょうか?

実際に、病院に行かなくてはいけない頭痛も多数存在します。

しかし前述の慢性型の頭痛が出ている場合、クスリで痛みを止めることは、あくまで一時的に痛みを抑えるだけの対症的な治療となってしまう事がほとんどです。

自律神経の問題など、そもそも頭痛を引起している問題を解決していく事が、本質的に頭痛を改善していく事に繋がります。

クスリの飲み過ぎはかえって頭痛を助長させることも・・・

頭痛 薬

薬物乱用性頭痛という頭痛があります。

これは、痛み止めを飲み過ぎることによって痛覚が異常をきたし頭痛の痛みの強さや頻度が増強してしまう症状となります。

痛み止めを長期間、毎日(もしくは週に3日以上)服用している方などは注意が必要です。

参考:薬剤の使用方による頭痛

頭痛はマッサージで良くなる?

頭痛に対して、当院では徒手での整体やリラクゼーションなどを行うことがあります。

しかし、すべての頭痛がマッサージをすればすぐに改善するというものではないという所とは念頭に置いておきましょう。

また、筋肉をほぐすといっても、どのポイントをほぐすかでその効果も全く変わってきます。

マッサージが有効な頭痛

施術で早期に症状が改善しやすいのが緊張型頭痛です。

緊張型頭痛は筋肉が硬くなったり、緊張することによって血流が低下し、締め付けるような痛みが頭の広い範囲で発生するというのが原因となります。

そのため、緊張型の頭痛に関しては整体などの施術が有効であることが多いです。

 

その他の頭痛にマッサージは有効なのか?

当院では片頭痛などの患者さんに対しても施術を実施します。

理由としては、純粋な片頭痛だけで頭痛が発症している方は意外と少ないというのが当院の見解となります。

いわゆる混合型の頭痛というものです。

混合型の頭痛とは、片頭痛と緊張型頭痛の特徴を併せ持っているもので、慢性低位に頭痛を抱えている方は、実はこの混合型になっている可能性が高いです。

受診時に検査をしていくと、片頭痛と緊張型頭痛の特徴をどちらとも発症している方が多く、そういった方には施術を行うことで、症状が半減することがほとんどです。

また、片頭痛自体も自律神経の異常が原因であるため、リラクゼーションの施術を入れることで一時的に自律神経が整い、症状が一定期間軽減します。

そのため、慢性定期な頭痛に関しては整体での施術は多くの場合有効であると考えています。

参考:混合型頭痛

しかし、頭痛を「完全に治癒」というならば、整体だけでは不十分であると考えています。

なぜなら、頭痛持ちの方は体質的に頭痛を出しやすい状態になっていることが多く、体質改善をしなければ再び頭痛が発症してくる可能性が高いからです。

頭痛持ちに多い体質的な問題とは?

しかし、頭痛になった本当の原因、つまり根本原因を辿るといくつか特徴となる体質の問題があることが多いです。ここではその体質の異常とその対処法について詳しく解説していきます。

ズバリ、病院でも検査をしてもハッキリと原因がわからない頭痛の方は

1,機能性低血糖

2,鉄欠乏

この2つが関わっていることがほとんどなのです!

以下に2つの体質異常について詳しく解説していきます。

1,機能性低血糖

低血糖症の中でも特に「機能性低血糖」という症状が頭痛の患者さんのほとんどに見受けられます。この機能性低血糖について解説をしていきます。

機能性低血糖とは?

低血糖とは?

血糖値は、体の代謝を行いエネルギーを生み出すために重要な数値です。

血糖値が低い = 血液に糖(エネルギーがない)

というコトになりエネルギーが作られなくなります。

中でも、機能性低血糖とは血糖値が急激に上昇し、その反動で急激に下がる症状の事を言います。

機能性低血糖と頭痛

 

 

低血糖の種類と特徴

機能型低血糖には以下のような種類があります。

①反応型低血糖

反応型低血糖 頭痛

反応型低血糖の特徴は以下になります。

際限なく食べて太りやすい
不安、恐怖心、イライラ
手の冷えや痺れがある
日中は疲れていて眠い
外に出ると張り切る
インスリンの放出が遅く
量が多く分泌する
年齢問わず太り気味の人に多い

 

②無反応型低血糖

無反応型低血糖 頭痛

無反応型低血糖には以下の特徴があります。

10~20代に多い
疲労感と抑うつ感が強い
一日中うつうつとしたり
ぼーっとしたりする
夜なかなか眠れない
朝起きられない
会社や学校に行けない

 

③乱高下型低血糖

 

乱高下型低血糖 頭痛

 

乱高下型低血糖には以下の特徴があります。

女性に多い
ヒステリックになりやすい
感情の起伏が激しい
目が吊り上がったり
ニコニコしたりする
急激な血糖値の低下に
対応するため常に緊張する
※アドレナリンが常に分泌

参考:低血糖の分類

低血糖と頭痛の関係

低血糖と症状

特に脳などの神経系はエネルギーの消費が激しい器官の一つなので、血糖値が下がりエネルギーが作られないと機能が低下し頭痛に繋がることもイメージがしやすいかと思います。

前述した通り、神経系の異常で痛みを出しやすくなったり、自律神経が乱れることで頭痛が起こります。

血糖値の調整能力が低下することは、頭痛は勿論、肩こりや腰痛、体の炎症など様々な症状に関与します。

低血糖と自律神経

頭痛と血糖値と内臓

じつは血糖値は自律神経のバランスと非常に親和性が高いことがわかっています。

血糖値を挙げるというコトは、体を興奮させる作用が強いというコトになります。そのため、交感神経が興奮し、体が緊張しやすい状態となります。

また、血糖値が低下すると人間は眠くなったり、意識がもうろうとします。これは副交感神経の働きにに近いものです。

つまり、血糖値が上昇しアドレナリンが大量に出ているときは交感神経が興奮してしまうとういうことになります。

 

低血糖の原因は?

 

低血糖の病態は一言でいうと、アドレナリンとインスリンの過剰分泌となります。

つまり、血糖値を上げるアドレナリンと、血糖値を下げるインスリンが交互に過剰に分泌して作用しあうため、車でいうなら常に急発進と急ブレーキを繰り返しているような状態です。

これを繰り返していると、いずれ車なら壊れてしまいますよね?

それと同じで、内臓にもとてつもない負担がかかってきてしまうんです。その結果、内臓疲労やエネルギーの枯渇が起こり、更にひどい低血糖を繰り返す、負のスパイラルに陥ってしまいます。

 

あなたは大丈夫?低血糖チェックリスト

以下のような症状が3つ以上あれば、あなたは低血糖かもしれません。

低血糖症の身体所見

最初に感じるのは食後の激しい眠気

そして夕方以降に来る急激な疲労感や眠気

太りやすく痩せにくくなる

また、夕方以降に頭痛が出やすかったり、空腹時に頭痛が出やすいというのも低血糖の特徴になります。

また、低血糖はメンタルにも大きくかかわってきます。

以下に、メンタル面のチェックリストをご紹介します。

低血糖とメンタルチェック

いかがですか?

こちらのチェックリストを是非参考にしてみてください。

 

低血糖を改善するにはどうすればいい?

では、低血糖症をケアし頭痛を改善するためには何をすればいいのでしょうか?

最も大事なのは、生活習慣を見直すことにあります。

特に重要視しているのが「食生活」の見直しです。

では、具体的にどのような部分を改善していけばいいのかをいくつかご紹介します。

低血糖のケア1 食事内容

1-①腸内環境を守る

食事において最も大事なのが、腸内環境です。腸内が荒れたままではどんなに良いものを摂取しても消化、吸収されません。つまり栄養とならないのです。以下が腸内環境を守るうえで重要な要素となります。

5つのフリー

アルコールフリー ⇒ お酒を控える

カフェインフリー ⇒ コーヒーや紅茶を控える

グルテンフリー  ⇒ 小麦を控える

カゼインフリー  ⇒ 乳製品、チーズなどを控える

精製された砂糖  ⇒ ジュースやスポーツドリンク、洋菓子などを控える

 

1-②糖質の取り過ぎに注意する

糖質を取りすぎると、急激に血糖値が上がりその結果としてインスリンが大量に分泌されます。

前述の、急発進と急ブレーキの状態を助長することになるんです。麺類、カレー、寿司、焼き肉(タレに砂糖が多い)など食べるときは注意が必要です。

 

1-③食物繊維を積極的に摂る

食物繊維は消化に時間がかかる分、血糖値の乱降下を防いでくれます。また、腸内細菌の餌にもなるため腸内環境の改善にもつながります。

 

低血糖のケア2 食事方法

2-①よく噛んで食べる

噛まずに食べると血糖値が急上昇しやすくなります。また、インスリンが分泌され内臓脂肪が溜まったり、インスリンが効かなくなる「インスリン抵抗性」が高まるきっかけにもなるので注意が必要です。

2-②欠食をしない

休日や忙しい時でも欠食をすることがないようにしてください。(朝ごはんを抜くなど)欠食によりエネルギーが不足するとそれも低血糖の原因となります。

2-③初期はプロテインはNG

低血糖を持っている人は、胃腸の機能も低下しているため、たんぱく質を十分に消化・吸収できない人が多いです。タンパク質は未消化になるとかえって胃腸にダメージを与えてしまいます。

 

2,鉄欠乏(鉄不足)

鉄欠乏の患者さんに多い「隠れ貧血」という問題が近年重要視されてきています。

鉄は体の中で様々な役割をしている重要な栄養素ですが、現代では不足しがちな栄養素ともいわれています。

身体に必要な「鉄」とは何か?

鉄分は体の中で重要な働きをします。

ヘモグロビンの形成

鉄は肺から全身へ酸素の輸送に不可欠な物質の原料となります。

 

ミオグロビンの形成

筋肉の中に酸素を蓄え、活動できるようにするにも鉄は役割を持っています。

 

エネルギー代謝

細胞何の代謝で炭水化物、脂質、たんぱく質をエネルギーに変えるために必要です。

 

免疫

感染症などに対抗する時にも鉄は働いています。

 

DNAの合成

DNAの合成に必要なヌクレオチドの生成に必要となります。

 

以上の様に、鉄は様々な役割を体の中でしています。

特に、酸素の運搬とエネルギー代謝は頭痛に大きく関連してくる働きと考えられるでしょう。

 

鉄には二種類ある

鉄分体内の鉄には大きく2種類あります。

ヘモグロビンとフェリチンです。

これはお金の管理に置き換えると

ヘモグロビン ⇒ お財布の中身

フェリチン  ⇒ 金庫の中身

といったイメージの違いがあります。

血液検査でヘモグロビン値が正常でも、実はフェリチン値がかなり低くなっている方が多く、これを「隠れ貧血」などと呼んだりします。

つまり、表面上は鉄分が足りている状態に見えますが、貯蔵鉄という鉄分の貯金のようなものが枯れてしまっていて、余裕がない状態になっているということなんです。

鉄が不足するとどうなる?

鉄不足 症状

 

鉄分が不足すると、酸素や栄養を全身に運びにくくなるため、慢性的な疲労感や息切れ、筋力低下や集中力低下、またはイライラするなどの症状が出てきます。

頭痛に悩んでいる方も、実はこのような症状を一緒に抱えている方も多いのではないでしょうか?

 

こんな症状ありませんか?鉄不足のサインとは?

鉄不足はいくつかの特徴的なサインが出ます。

肌が色白

鉄不足の方は肌の色が通常より白くなります。

これは、鉄不足によりヘモグロビンが減り、血液の色がくすんでしまうためです。決して美白という感じではなく、青白いといった白さになるため「顔色が悪い」という印象を受けるような白い肌になりやすいです。

隈(クマ)がある

鉄不足により赤血球が減るため血液が黒ずんだ色となります。目の下は毛細血管が多く、血が停滞しやすいためクマになるのです。

スプーン爪

スプーン爪 鉄不足

爪の中央がへこみ、先が反り返ってスプーン上になることを言います。

鉄不足による貧血で薄くなった爪が、外からの圧力に耐えきれず反りかえってしまう事で起こります。

鉄をいきなり沢山摂取するのは危険!?

では、頭痛をはじめ上記のような症状があった場合、いきなり鉄分のサプリメントを摂取すればいいのかというと、実はそうではないのです。

なぜかというと、鉄不足で体調がすぐれない人の多くは腸内環境が悪化しており、さらに体に対する酸化ストレスが強いため、このまま鉄を摂取してしまうと、体内で鉄が酸化してしまう事があります。

いきなりプロテインや鉄分を摂取することが体質的に合わない人もいるというコトを覚えておきましょう。

まずは腸内環境を整えることから!

まずは鉄分を摂取しても体調を崩さない体つくりを行うことが、安全に体内の鉄分の量を増やしていくために重要となります。

そのために、まずは先にも解説をした腸内環境を整えることをおススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回の記事のポイントをまとめます。

①危険な頭痛はすぐに病院へ!

危険な頭痛のサインが出ている場合は重篤な疾患が関係しているかもしれません。

まずは病院で検査をすることが重要になります。

 

②自分の慢性的な頭痛のタイプがどれかを知る

頭痛には大きく3種類あることを今回は解説していきました。

緊張型頭痛

片頭痛

群発性頭痛

このどの頭痛なのか、もしくは混合型なのかで原因や病態が変わり、治療方法も変わってきます。

 

③慢性的な頭痛には生活習慣からくる体質の異常が関係している

今回は「機能性低血糖」「鉄欠乏」について解説をしてきました。

いくらお薬やその他の治療で症状がその時治まっても、これらの体質的な問題を改善しなければ、頭痛は再発してしまいます。

まずは今回のチェックリストから、自分の体質に当てはまるものがあるかを確認してみましょう。

 

以上が「病院でも改善しなかった頭痛」に対して、当院が実際に行ってる施術や指導のもととなる考え方になります。

長年頭痛でお悩みの方の参考になれば幸いです。

慢性的な頭痛でお悩みなら当院へご相談ください!

ながよし整骨院

今回は病院に行っても解決しなかった頭痛の原因と対処法について詳しく解説をしてきました。

もし今、頭痛でお悩みなら横浜市青葉区のながよし整骨院までご相談ください。

頭痛をはじめ、病院で原因がわからなかった症状やマッサージや整体でもなかなか改善しない症状に対し研究を重ね、多くの実績を積んできました。

あなたの頭痛も、原因さえしっかりとわかれば解決できます。

私たちはそのために日々、研究を重ね、患者さんのために一生懸命治療に取り組んでいます。

ご相談をお待ちしています。

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