記事制作者：ながよし整骨院 代表 永吉健志郎
ブログを読んでいただきありがとうございます。
ながよし整骨院です。
今回は、実際に当院に来院された腰痛に関する症例についてご紹介していきます。
参考：腰痛（日本整形外科学会）
腰を屈めると痛みが出て動けない
50代 男性
今回はもともと10年以上前から慢性的な腰痛を患っていたものの、仕事が忙しくなった時期に無理をした際に腰痛が悪化しどうしたらいいかわからないというコトで、青葉区の中で整骨院を探し当院に来院されました。
過去に整形外科に行ったもののレントゲン写真では異常なし、そのほかマッサージなど通ったものの一度痛みが解消してもすぐに痛みがぶり返してしまう。というコトを繰り返されていたとのことです。
腰痛の状態の観察
今回は施術スタッフの永吉が担当させていただきます。
患者さんの状態を実際に観察していきます。
状態としては、前かがみが痛くて45度くらいで止まってしまいます。
痛みはツッパリ感と鈍痛のような痛みが腰にあり、それ以上腰を前に倒せなくなるとのことです。
腰の筋肉を押すと明確に痛みがあり、筋肉の強い緊張が見られます。
また、筋肉の緊張の影響もあり、背骨から股関節の動きが制限されて硬くなっています。
さらに、体を支えるお尻の筋肉やお腹周りの筋肉が上手く使えていない様子が検査で伺えました。
診察の内容とポイント
腰痛では多くの場合、腰以外に本当の原因があります。
今回の患者さんの状態から考察するに
マッサージでいったん楽になる ⇒ 筋肉を緩めると痛みは軽減する
時間がたつとすぐに戻る ⇒ 筋肉がすぐに硬く戻ってしまう原因がある
と考えます。
つまり、今回の治療に関しては痛みの原因と、筋肉が硬くなってしまう原因の二つの原因を改善しなくてはいけないことになります。
ではこの二つの原因について詳しく解説していきます。
痛みの原因は何か？
ズバリ、痛みの直接の原因は『疲労による筋肉の緊張』と考えました。
これは筋トレをしたことがある方や、長時間重い荷物を持ったことがある方ならイメージしやすいかと思います。
筋トレで筋肉に負担をかけ、筋肉が限界近くになると痛みを発するという経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか？
そして、いったん休んでもトレーニングを再開すると、すぐにまた痛みが出てきてしまいます。
今回の腰痛は腰の筋肉が負担を受け続ける事により、疲労が蓄積し痛みを発してしまう状態であることが考えられます。
疲労の蓄積している筋肉を的確に緩めることができれば、痛みは早期に改善することが予想されます。
今回は特に押して痛かった「脊柱起立筋群（せきちゅうきりつきんぐん）」という筋肉の一部に着目をして整体を行っていきます。
では、そもそもこの筋肉がここまで負担がかかり続けた原因は何でしょうか？
腰痛の根本原因とは？
腰痛の根本原因は「そもそもなぜ腰の筋肉に負担がかかるのか？」というところにあります。
上のイラストを確認して頂ければイメージしやすいと思います。
今回の患者さんは、体を支える筋力の低下と、股関節の可動域が硬いという問題があります。
腰を前に曲げる際、筋力が弱っているとその分腰の筋肉で上半身の重さを支えなくてはいけなくなるというコト
そして股関節が硬いことで前に倒す際に、必要以上に腰を深く曲げないと前かがみの姿勢になれないというコトがわかります。
つまり、いくら筋肉をマッサージで緩めてもすぐに戻ってしまう原因はこの筋力の問題と、柔軟性の問題が考えられます。
施術と経過
では実際の施術についてです。
まず痛みを早期に改善することを優先し、最初の5回程の整体は筋肉を緩めるトリガーポイントの施術をメインに行っていきました。
5回目の治療を終える頃には痛みはほとんどなくなり、前屈動作はスムーズになっていました。
しかし、今回の腰痛は「すぐに戻ってしまう」という問題もあったため、根本原因の解決のため筋力のトレーニングと柔軟性の改善のためのストレッチを行いました。
体幹の筋肉が安定し、股関節の可動域が上がるとともに腰痛への不安がなくなり、長時間の前傾姿勢など腰に負担をかけるような動作をしても全く痛みがなくなりました。
横浜市青葉区で腰痛でお困りなら当院にご相談ください！
当院では整形外科やほかの整骨院でも原因がわからなかったという腰痛に対し、詳しい検査と丁寧なカウンセリングで今のお体の状態をわかりやすく説明してから治療をすすめるというコトを最も大事にしています。
もし腰痛でお困りなら、是非一度当院までご相談ください。
