はじめに
この記事の筆者:泉
カルマ鍼灸接骨院(旧:ながよし整骨院)
「膝に水が溜まってパンパンに腫れている」「階段を降りる時にズキッと痛む」……。そんなお悩みを抱えながら、横浜市青葉区の整形外科や整骨院を転々としている方も多いのではないでしょうか。
「もう歳だから」「軟骨がすり減っているから仕方ない」と言われ、湿布や痛み止めで様子を見る毎日。今まで大きな不調がなかった方ほど、なかなか引かない膝の痛みに「このまま歩けなくなったらどうしよう」と強い不安を感じてしまいますよね。
僕たちカルマ鍼灸接骨院は、地域のみなさんのそんな不安に寄り添い、数多くの膝痛を根本から解決してきました。実は、膝の痛みが長引く場合、膝そのものではなく「足首のゆがみ」に本当の原因が隠れていることが多々あります。
この記事では、実際に当院で「正座ができるまで」に完治した73歳女性の事例をもとに、膝痛のメカニズムを解説します。
【参考】膝の痛みに関する基礎知識
膝の構造や一般的な疾患(変形性膝関節症など)については、日本整形外科学会の公式サイトも併せてご確認ください。
この記事を読めば、あなたの膝痛がなぜ治らなかったのか、その答えが見つかるはずです。
【症例】横浜市青葉区の73歳女性を悩ませた「膝の水」と階段の痛み
当院に来院された73歳の女性、Aさんは、右膝の腫れと痛みにひどく困惑されていました。それまでは健康そのもので、週に一度の「体操教室」に通うのが何よりの楽しみだった方です。
異変のきっかけは、皮肉にも反対側の「左足」の怪我でした。左足の舟状骨(しゅうじょうこつ)という骨を骨折し、3ヶ月間ギプスで固定。ようやく歩けるようになったと思ったら、今度は怪我をしていないはずの「右膝」に水が溜まり、パンパンに腫れ上がってしまったのです。
「今まで大きな病気も怪我もなかったのに、どうして……。このまま歩けなくなるんじゃないかしら」
Aさんの言葉には、出口のないトンネルに迷い込んだような深い不安がにじんでいました。
・階段を降りるたびに走る鋭い痛み
・正座ができないもどかしさ
・整形外科で水を抜いても、数日経てばまた溜まってしまう
こうした「繰り返す膝の不調」は、実はAさんに限ったことではありません。
膝が痛むときに言われる「一般的な原因」とは?
膝に水が溜まったり痛みが出たりすると、一般的には以下のような説明を受けることが多いでしょう。
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加齢による軟骨のすり減り(変形性膝関節症)
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関節内の炎症(滑膜炎)
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筋力の低下
もちろん、これらも間違いではありません。しかし、湿布を貼り、太ももの筋肉を鍛えるだけでは解決しないケースが多々あります。なぜなら、それらは「結果」であって「原因」ではないからです。
本当の原因は「過去の骨折」と「足首のゆがみ」
僕がAさんの体を詳しく検査したところ、痛みの正体は膝そのものではなく、足元の崩れにありました。専門用語では「オーバープロネーション(過回内)」と呼びます。
左足を3ヶ月固定していた影響で、Aさんの歩き方は無意識に右足へ過剰な負担をかける癖がついていました。右の足首が内側にぐにゃりと倒れ込み、それに連動してスネの骨(下腿)が外側にねじれる「下腿外旋」が起きていたのです。
この「足首の倒れ込み」と「スネのねじれ」が、一歩歩くごとに膝関節を雑巾のように絞り上げ、強い摩擦(メカニカルストレス)を生んでいました。この摩擦こそが、膝に水を溜め、膝のお皿の下にある脂肪組織「膝蓋脂肪体(しつがいしぼうたい)」に炎症を引き起こしていた本当の原因だったのです。
このメカニズム(足部のアライメント異常が膝痛を引き起こすこと)については、多くの医学的エビデンスによって裏付けられています。
参考・引用元:
The effect of foot posture on lower limb kinematics during walking
(足のポスチャー(過回内など)が歩行時の下肢運動学、特に膝や股関節にどのように影響を及ぼすかを論じた研究論文)
Relationship between foot pronation and rotation of the tibia and femur
(足部の回内運動がスネの骨や太ももの骨の回旋を引き起こし、膝関節に負担をかける連動性を証明した論文)
つまり、膝だけを見ていては、Aさんの痛みは一生治らなかったかもしれません。土台である「足首」を正すことこそが、完治への唯一のルートだったのです。
テーピングと矯正用インソールで膝の負担を劇的に変える
「膝そのものよりも、足元の崩れが膝を壊している」
そう確信した僕は、Aさんの膝にかかる「ひねりの力(メカニカルストレス)」を止めるためのアプローチを開始しました。
ステップ1:まずは「膝に溜まった水」を引かせるための緊急処置
初回の来院時、Aさんの膝は水が溜まって目立って腫れていました。まずはこの炎症を鎮めないことには、歩くことさえままなりません。そこで僕は、足首が内側へ倒れ込むのを防ぐための特殊なテーピングを施しました。
これだけで、一歩踏み出すたびに膝にかかっていた「雑巾を絞るようなねじれ」がピタッと止まります。すると、わずか3回(10日程度)の通院で、あんなに頑固だった膝の水がスッと引いていきました。
ステップ2:再発を防ぐ「オーダーメイドの土台」作り
水が引いて歩行が楽になった頃、次に課題となったのが「階段の降り」での痛みです。これは、膝のお皿の裏にある「膝蓋脂肪体(しつがいしぼうたい)」というクッション組織が、長年のゆがみによって硬くなり、炎症を起こしていたことが原因でした。
ここで導入したのが、医療用の矯正用インソール(オーソティクス)です。
靴の中にこの土台を入れることで、Aさんの足首の骨格を常に正しい位置に修正します。さらに、硬くなった脂肪体を柔らかくする「脂肪体モビライゼーション」を組み合わせることで、階段を降りる時のズキッとする痛みも次第に消えていきました。
「もう一度、みんなと一緒に動きたい」が叶った日
治療開始から約二ヶ月。あんなに不安そうに「もう治らないのかしら」と仰っていたAさんの表情は、見違えるほど明るくなっていました。日常生活で困ることはほとんどなくなった段階です。
そして治療開始から半年後。
最後まで残っていたのは、正座をした時のわずかな違和感でしたが、リハビリを継続した結果、それも完治。今では以前のように、大好きな体操教室へ元気に通えるようになっています。
「先生、またみんなと一緒に体操ができるようになりました!膝を気にせず動けるって、本当に幸せね」
そう言って笑うAさんの姿を見て、僕も心から嬉しくなりました。痛みが取れたことはもちろんですが、何より「自分の足でこれからも歩いていける」という自信を取り戻されたことが、治療家として一番の喜びです。
まとめ:膝の痛みを諦めないで。本当の原因は「足元」にあります
横浜市青葉区にお住まいの73歳女性、Aさんの事例を通じてお伝えしたかったのは、「膝が痛いからといって、原因が膝にあるとは限らない」ということです。
今回のケースでは、過去の足の怪我から生じた「足首のゆがみ」が、結果として膝に過剰な負担をかけ、水腫や脂肪体の痛みを引き起こしていました。
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テーピングで過度なねじれを止める
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矯正用インソールで土台を整える
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硬くなった組織(脂肪体)を専門的な施術でほぐす
このステップを踏むことで、Aさんは半年後には大好きな体操教室へ完全に復帰されました。もしあなたが「どこに行っても膝の痛みが改善しない」と悩んでいるなら、それはまだ「本当の原因」に出会っていないだけかもしれません。
膝痛に関するよくある質問(Q&A)ー横浜市青葉区カルマ鍼灸接骨院
Q1:膝に水が溜まったら、すぐに抜いたほうが良いですか?
A1:一時的に楽にはなりますが、根本解決にはなりません。
水が溜まるのは関節内の「摩擦」が原因です。水を抜いても摩擦が続く限り再発します。当院ではテーピングや矯正用インソールを用い、水が溜まる「原因」そのものを遮断する治療を行います。
Q2:加齢による膝の痛み(変形性膝関節症)は治らないと言われましたが…
A2:軟骨のすり減りがあっても、痛みを取り除くことは十分に可能です。
痛みの正体は軟骨そのものではなく、周囲の組織の炎症であることが多いからです。足首のアライメント(骨格の並び)を修正し、膝への負担を減らせば、70代の方でも正座ができるまで回復する事例は数多くあります。
Q3:膝が痛い時でも、体操教室などの運動は続けたほうが良いですか?
A3:痛みがある間は無理な運動は控え、まずは専門家の診断を受けてください。
無理に動かすと炎症(水腫)が悪化する恐れがあります。当院では、正しい歩き方や荷重の仕方を整えた上で、段階的に運動へ復帰できるようサポートしています。
一人で悩まず、まずは「足元の健康」をチェックしてみませんか?
膝の痛みは、ただ我慢しているだけでは解決しません。Aさんのように「もう歳だから」と諦めかけていた方でも、本当の原因である足首のゆがみを整えることで、もう一度やりたいことを全力で楽しめるようになります。
階段の降りが怖い、正座ができない、大好きな趣味を諦めたくない……。そんな想いがあるなら、ぜひ一度僕にあなたの足を見せてください。
横浜市青葉区のカルマ鍼灸接骨院では、最新の歩行分析と一人ひとりに合わせた矯正用インソールで、あなたの膝を根本からサポートします。半年後、あなたも「あの時相談してよかった」と笑顔で体操教室に通っているはずです。まずはLINEや電話で、お気軽にご相談ください!







